輓曳見聞録

 

 そのイベントこそ、輓曳(ばんえい)競馬である。

      

 北海道に住む以上、ばんえい競馬を見ておくことは重要(存続の危機に瀕しているため)と考えたのだ。

 しかし、私高橋は、普段から競馬に熱を上げているわけでもなく、競馬場に足を運ぶのはこれが人生で2度目だったりする。

 競馬場に行く以上、馬券を買うわけである。前回競馬場に行ったときは「青い風の街」の企画で、「カルドセプト」というゲームに登場するランダムに変身するクリーチャー「バルダンダース」を使って競馬予想ができるか、という無謀な状況であった。そのときの模様はこちらを参照していただきたい。

 では今回はどうなのか。もちろん、バルダンダースを使って予想をするのである。

 前回は、ネタ的には最高のオチがついて終わったわけだが、ゼファーとの決着はついていないと言える。今回こそ決戦、「人智とランダムはどちらが上か」を決める戦いなのだ。そんなイベントに立ち会えることをとても恥ずかしく思う。

 さて、バルダンダース陣営にいる私は、前日までに予想をし終え、決戦を待つばかりとなった。ゼファーと札幌駅で待ち合わせ、JRで岩見沢まで行くのである。

 ところが、待ち合わせ場所の近くで、JRが奇妙なイベントをやっており、我々はしばしそのイベントを見入ってしまった。

    

 そのイベントとは、

A 道化師が風船をいろんな形にしているイベントであった。

B 相撲取りが柱をいろんな形にしているイベントであった。

 

うっかりホームまで戻ってしまう。

 


2005 ufy Takahashi